5月。


2025年5月。

今月から、また新しいチャレンジに挑もうとしている。

石畳乃癒のロビーの空間が、とても素敵で、その空間で、コーヒーや紅茶などをいただきながら、ゆったり過ごせる場所になったら、どんなに良い時間を過ごせるだろう。と、ずっと考えていた。

2020年9月に、今の場所(石畳乃癒内)にサロンを移転させた。
その1か月後には、石畳乃癒のオーナーかおりさんに、そんな素敵なイメージを話していた。

話すだけ話して、なかなかすぐには何もできずにいる中、2021年3月に茜が現れた。そして、その年の5月から、わたしは茜のプロデュースを始めた。

当時すでに、茜は、自分で整体院を開業していたが、わたしはメンタルコンサルティングをする中で、仕事(社会)において、本人のブランディング(居場所)も大きく関わってくることを知っている。
そのため、わたしは、茜が持つ本来のチカラが、当時のブランディングとは合っていないと感じ、茜に課題を投げかけながら、茜の仕事のブランディングにも介入していった。

のちに、茜はわたしと一緒に仕事をするようになるが、それまでの段階として、徐々にブランディングを高めていった。
それは、もちろん簡単なことではなかった。
茜自身が、変化することへの適応に苦しむことも多かった(ブランディングを高める能力はあっても、変化することが怖かったり不安が強いと、手前でブレーキを踏み出すので、なかなか先に進まないことが多かった。)ことや、茜の周りの人間からすれば、それまでの茜のブランディングのレベルで慣れていたので、急に茜が変わったように感じ、茜の変化を阻むような発言や行動を取る者も多く存在した。

紆余曲折ありながらも、時間を味方につけて、今に至る。

だんだんと、わたしの中でも、信頼が持てるようになっているのも確か。

そして、あれから4年経った今、新しいチャレンジに一歩踏み出せたのも、茜の存在は大きい。


あれは、2019年だっただろうか。
わたしは、将来の自分をイメージしたときに、
「1人で仕事をやっていくには、限界がある。」
と思い始めた。
すでに、1人でサロン運営はしていて、この先、具体的に何をしたいか?なんて視えていなかったのだが、
「1人では、成し得ることはできないだろう。」
と感じていた。

その時に、わたしは、わたしのメンターにその話をした。

「この先、1人では難しいと思うんです。
パートナーが必要だと思っていて。だけど、それもまた難しいんです。
なぜなら、同性(女性)だと、おそらく相手に何かのタイミングで嫉妬を生んでしまうと思うんです。逆に、異性(男性)なら、ライバルになってしまって、同じ方向を向くことが難しくなると思うんです。
だから、女性でも男性でもないような人なら良いんですけどね。」

と。すると、メンターが、しばらく黙ったあとに、

「そうなぁ。あんたと一緒に居るのも簡単じゃないからなぁ。
・・・
だけど、現れると思うよ。男でも女でもないというか、そういう人は。」

と、話してくれた。
わたしは、正直、
[そんな都合の良い人間が、この大分県にいるかな?]
と思ったのだが、かといって、そういうパートナーを諦めきれないでいた。

それから6年後の今、本当に存在していたことになる。


新しいチャレンジを進める中で、茜から、

「幾重さんは、すべてを1人で抱えようとする。1人でできるからといって、1人で抱える必要はないはずなのに。」

と言われて、ハッとした。



わたしはよく、「自分に厳しすぎる」と言われる。わたし自身は、そんなつもりはないし、周りの人たちとも共有しているつもりなのだが、他者に対する評価と、自己に対する評価が違いすぎて、他者との距離を作ってしまうのだろう。

わたしにも、苦手なことはたくさんある。
だから、『周りにそれをカバーする人間は必ずいると思うよ。』と、言われたこともある。

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1人でできることなんて、
たかが、知れてる。
 ̄ ̄ ̄ ̄

わたしが望み、わたしが叶えた現実。
目の前の事実を、わたしが今以上に、もっと、わたしを信じる必要がある。


今は、そのターニングポイント。