『自己理解をする準備。』


先日、『自己理解』というテーマでインスタライブを行った。

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ライブの前半に話したことは、まず「言葉の意味」を調べること。

「いじめ」「発達障害」「自己理解」「他社理解」という言葉は大半の人が知っている。

しかし、その言葉(名詞)が示す定義・意味・方向性までを知っている人は少ない。

この時点で、もはや話にならないということまで理解できていない。

 

自分が相談する相手は、最初は自分と似たような友だちから始まるが、最終的には専門家に相談することになる。

その時には、友達感覚での相談ではない。そこで言葉の定義・意味・方向性が理解できていないと、話が深まることはない。

専門家は一生懸命話してくれても、こちら側が理解できていなければ、相手の一生懸命さは半減するのは当然のこと。


相談する側にも、責任があるということを理解していない人間が多すぎるのだ。


「発達障害」に関しては、特性によっての項目別に定義や方向性がある。それぞれをしっかり理解しておかないと、発達障害の話をしていても、全く話が噛み合わない。


以上は、前提の話。



さて、『自己理解』に欠かせないのは、『掘り下げる』ということ。


この『掘り下げる』という言葉の意味は、わかっていても、『何を?』『どこを?』というところに、ピンと来ない人が実は大勢いることがわかった。


この場合は、『自分の過去の経験を掘り下げる』のだ。



なぜ、この事象で、自分はイライラするのか?

なぜ、この言葉で、自分はイライラするのか?


その原因になっている出来事が、過去のどこかにあったはず。

そこに、さかのぼって、自分を客観的に見る。

そうすると、自分の心が、どうやって、どの方向に育っていったのかが、見えてくるようになる。



もちろん、

人間は、自分に都合の良いところしか、思い出そうとしない。

自分が誇れる部分にだけ、スポットライトを当てようとする。


なぜなら、自分を正当化したいから。



しかし、

わたしの話は、あなたが正当か否かのジャッジをしたいのではなく、

「事実は、どうだったのか?」

と、自分自身と向き合うための話。


正当だろうが、正当じゃなかろうが、

それが、〈過去のあなたの精一杯〉だったのだ。



過去の原因がわかれば、自分の思考の土台が見えてくる。

自分の思考の何が、自分の首を絞めているのか。


そこには、経験と同時に『価値観』が、積み上げられている。




次回のLive配信では、この『価値観』に迫る。


 

次回の『幾重の世界radio』は、

4月27日(日) 22:00頃〜 オンエア予定。

お楽しみに!

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