小説よりも奇なり。『嘘とパラサイト。』


こんにちは。

かつあきです。

 

さて、先日、いくえさんがInstagramで、私がいくえさんのマネージャーという立場から離れるという節の言葉がありました。

その文面を読まれた方の大半は、私のことを応援してくださっているように感じました。ですが、やはり、いくえさんのことを知っている方々は、違和感を感じたと思います。

 

 

私はいくえさんに嘘をついていました。

それも、この2年間ずっと。

 

私は、過去との決別をするために、いくえさんの特別コンサルを受けることを望みました。そして、自分の価値観を広げ、選択肢を増やし、思考を変えていく訓練をずっとしてきたつもりでした。

ですが、それは、「このくらいでいいや。」「これは関係ない。」と、過去の私のままでいる自分がいたのです。

それは、自分にとって都合のいい価値観で、いくえさんの人生を賭けたこのコンサルを平気で無視したようなことなのです。

 

実は、いくえさんからは、1年も前から、勘づかれている節はありました。

いくえさんなりの、注意警告を出してくれていたのですが、私はそれも「嘘」で突っぱねていたのです。

 

このブログでも何度も書きましたが、いくえさんには必要な情報が必ず届きます。それでも私はまだ、いくえさんを「騙せてる」と勘違いしていたのかもしれません。

 

この嘘が、事実となった時も、いくえさんはその事実となる情報を私の目の前で手にしまた。

いくえさんが注意勧告をしてくれる度に、いくえさんが言ってきたとおりの事実がそこにありました。

 

「結局、言った通りだよね。」

と、責められるのは必至です。ですが、ここで私の癖が、またしても出てくるのです。

 

「それは、犯罪ではない。」

「嘘じゃない。」

「裏切ったわけじゃない。」

この期に及んで、この状況でもクズのような言葉が次から次に出てくるのです。

 

いくえさんが、

「そりゃね、あなたがやってきたことは犯罪でもない。でも、わたしは傷ついた。あなたの人生だから、あなたがしたいようにすればいい。ただ、『過去との決別』なんてことは言わない方がいいよ。あなたは自分の都合のいいところだけを変えたいだけで、過去と決別したいわけじゃない。」

と、そう言って、私の前から去っていきました。

 

私は、何としてもいくえさんに許しを得たいと思い、LINEして謝りましたが、当然、簡単にはいきません。

いくえさんから、真を突く言葉が返って来ます。

本当なら自分の反省を何度でも伝えていくべきです。でも、私が打つLINEは、今度は自分のことを擁護する言葉ばかり。

 

これも、いつものことなのです。

頭の中ではわかっているのに、外に出す言葉は、真逆になってしまう。

いくえさんに対して、ガチャガチャとしたLINEを送ってしまうのです。

それに対して、いくえさんからは、その10000倍の内容のLINEが返ってきます。

 

そして、いくえさんは、世間体を気にしないという強みがあります。

わたしとのことも、ただのいざこざとは扱わず、徹底して特別コンサル内の扱いとします。

なので、決して2人だけの話にはせずに、周りの人も巻き込みます。

ことの発端の詳細こそ人に言わないのが、こんな時でも、わたしのプライバシーを守ってくれる優しさを感じるのに、それでも私は、相変わらずなのです。

 

いくえさんの周りの人たちは、どんなに私が原因でも、私を除け者にしたり、私を否定したりすることはありませんでした。今回だってそうでした。

「大丈夫?」や「お茶でも飲んでよく考えて」など、誰一人、私を『悪者』にしてくる人はいませんでした。

それもすべて、いくえさんが、周りの人たちに、何度も何度も私のことを話してくれて、いくえさんが一番に全力で私を向き合ってくれたから。だから、私のこともこうやって応援してくれるのです。

 

 

その間に、いくえさんがInstagramで、私を「独り立ちさせる」と宣言しました。

そりゃそうです。私はずっと、いくえさんに隠れて、自分勝手なことをしていたのですから…。

勝手に、1人で、過去と同じレールを歩いていたのですから。

 

 

 

いくえさんからのLINEがぷつりと途切れました。

独りの時間が異様に長く感じます。

どうしようもないけど、私はいくえさんに会いに行きました。

 

 

焦る自分を必死に抑えながら、いくえさんに話しかけました。

 

 

いくえさんは、穏やかな口調で、

「あなたが嘘をついたことが、良いか悪いかなんて、わたしにはわからない。嘘をついてでも、あなたが続けたかったことで、本当は過去との決別なんてしたくなかったのに、わたしの特別コンサルが、その域を超えていただけかもしれないじゃない?あなたに無理をさせていただけだったのかもしれない。わたしが勝手にあなたに期待していただけで、それは、ただあなたを苦しめていただけなのかもしれない。

わたしが傷ついたことは事実。でも、それもわたしがあなたに、できもしない課題を与えていただけなのかもしれないよね。」

と言いました。

 

私の価値観では、この言葉でさえも「責められている」ように感じてしまうのです。

でも、そうじゃなく、いくえさんは、違う観点を持ってきて私に話してくれているのです。

私を責めているのではなく、この事実を府に落とすための場所を探してくれているのです。

 

 

 

いくえさんは、※【マズローの欲求5段階説】を用いて、私を分析しました。

「あなたはこの中の「社会的欲求」の部分で満たされていないのかもしれないわね。例えば、子どもにとって家族(家庭)は、一番の受け入れられたい場所。愛情を感じ、安心も感じられる場所でもあるわ。家族に本音を話して、受け入れてもらったり、励ましてもらったり、自分を認めてもらえる場所としてありたい。そこから、友人や、家族以外への欲求とつながるのだと思う。これらが満たされて、次の承認欲求に繋がっていくのだと思うわ。」

 

いくえさんは続けます。

「あなたは、その欲求をしっかり満たされて消化していると自分でも自覚できていないんじゃない?

わたしは、あなたからいつも「怖い」という思いを感じるのよ。「怖い」から、自己防衛に走るんじゃない?

何が怖いのかって、「自分の居場所がなくなること」が。自分が安全に過ごせる場所。自分を無条件で受け入れてもらえる場所。あなたにとってわたしは、自分を理解して受け入れてくれる「場所」でもあるんでしょ。そのわたしから、何が原因だろうが、「責められる」ことに怖さを感じるんじゃない?だからその解決法もわからない。

居場所がなくなることも怖い。と、同時に、『自分がバカにされることが条件になる』ことも怖いんじゃないかな?

 

怒られる

否定される

バカにされる

居場所がなくなる

安心できない

安全ではない

この『刷り込み』が「怖さ」となって、あなたをパニックにさせてるんじゃないかしら?」

 

私は、ドキッとしました。

 

さらに、続けます。

「一緒にいたいけど、バカにされたくない。一緒にいたいけど、対等じゃなくなるのが怖い。思ってもないことを言って、相手を攻撃しないと、なんとしても勝たないと、『また、バカにされる。』『また、ダメな奴だと言われる。』だから必死に必死に自分を守ろうとする。

そんな自分も本当は嫌で、自己嫌悪だってある。でも、自分の自己嫌悪に気づかれたら、そこに付け込まれて、またバカにされるかもしれない。だから、そんな様子も必死に隠してしまう。無限のループにいつも陥って嫌になる。

嫌になるのに、嫌だと言えない。そんな自分が苦しくて、また嫌になる。だから、過去は全部逃げてきた。そうするしかなかった。

でも、わたしからは、逃がしてもらえない。何度も何度もどこまででも突いてくる。

わたし以外なら、逃げて知らん顔してれば、いつのまにか、元通りになっていたのに、わたしはそれを許さない。

わたしから逃げたら、元通りはない。そんなこともわかっている。でも、どうしたらいいかわからない。わからなくて苦しい。わからないのに、わからないと言ったらバカにされてしまうかもしれないという怖さが、また自分を守る行動になってしまう。

『私の気持ちなんて、どうせ誰もわからない。』

『私の気持ちなんて誰もわかるわけない。』

その諦めが、『私は、人の気持ちがわからないから。』という、あなたの口癖に変換されてる。」

 

その通りだと思いました。

 

 

「誰だって最初は、自分が優しくされて、初めて人に優しくできる。

自分の気持ちが無条件で受け入れられた経験をして初めて、人の気持ちを無条件で受け入れることができる。

どんなに些細なことでも、自分が満たされているという自覚があって、初めて人に分け与えることができる。

自分が満たされないと、本当の愛(無条件の愛)なんてわからないよ。誰だって。

相手が喜ぶことをすることも大事。だけど本当に大事なのは、自分こそが本当に心から喜ぶこと。

それは、感情の極みを体感してこそ、相手も喜ばせることができるのだと思う。

どんな場面でも、心を揺さぶれれて感情が極まったら、自然と涙があふれてくる。喜怒哀楽、どんな感情でもね。

だから、やっぱり、心とカラダは繋がっている。そして、思いと行動は繋がる。

 

自分の頭の中にあるものが『刷り込み』なのか『自分の意思』なのか、細かく選別していかなきゃならない。

それも、あなたの肚の中ですることであって、どんなにわたしが手を加えても、その『刷り込み』のパラサイトが棲みついているうちは、パラサイトに邪魔をされて、パラサイトが偽りを繰り返すだけだと思う。

あなたの肚の中に、パラサイトが棲みついているのか、もう、あなた自身がパラサイトに染められて、あなたがパラサイトなのか、本当のところはわたしにはわからない。

それでも、わたしは、まだ、あなたの意思で、そのパラサイトを肚の外に吐き出すことができるんじゃないかと思ってる。

思っていることと真逆のことをしてしまうのも、パラサイトが原因だと考えれば、それがわかっているのにやってしまうということは、もうパラサイトに染められてしまって、あなた自身がパラサイトになりつつあるのかもしれない。

それでも、わたしは、まだ肚の中からそのパラサイトを吐き出すことができるんじゃないかと思ってる。

あなた自身がパラサイトかもしれない。でも、それが確定してしまうまでは、わたしは信じたい。

 

あなたが、自分の中でパラサイトを自由にさせているのか、パラサイトに対して「必要ない」と闘うのか。

今までは、前者だった。今回も前者だった。これからは、後者であってほしい。

『過去との決別』とは、あなたが、自分のパラサイトとちゃんと闘って、勝ち進むこと。それだけよ。最初から。

あなたが甘えているというよりも、あなたが自分の中のパラサイトを甘やかせて無法地帯にしてるだけ。」

 

 

自分の中のパラサイト。

とても踏に落ちました。

 

もう、これ以上、私はいくえさんの前で、パラサイトをさらすことはしたくないと心から思いました。

漠然とした生きづらさ。

ただの発達障害・・・?

いくえさんは「後天性の可能性がある」とずっと言っていましたが、この話を聞いてきっとそうなのだと思いました。

 

 

 

今回、パラサイトというものに、気づかせてもらえたことは、私の大きなターニングポイントかもしれません。

 

 

(いくえさんのマネージャーを外されましたが、その後の話し合いで、私の思いを受け入れてもらい、統括マネージャーとして、もう一度努めさせてもらうこととなりましたのでご報告します。)